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ムスメミユキ
 
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  • プリウス・ディアブロ

  • 2009年10月15日木曜日 | カテゴリー:ムスメミユキ
     

    「プリウスが売れていることは、車業界からすると悪夢…絶望だよ。」

    ブランクツー社長マール・マルは、変換効率70%を実現した塗装式太陽電池「ワドルディ11」の発明を評価され招かれた「世界の環境についてすごい考える会」のスピーチでこう発言し、会場を凍りつかせた。

    「クルマは単なる移動手段に過ぎなくなったのか?」
    「ちゃんとした根拠はないけど、クルマ…そしてバイク、それらに対して憧れを持った者たち…それらのほとんどは大排気量で高出力で高燃費なものたちだが…それをモチベーションとして各分野を成長させてきたはずだ…クルマが間接的に社会に与えた影響は大きいはずさ。」

    会場をいくつもの戸惑いの声が響く。

    「それに、今のクルマのCMを見たことがあるか?いい父になろう、家族で幸せ…一体誰がそんなものにあこがれるんだ?挙句の果て地球の環境のためにエコだ、ときた。」
    「そもそもハナからクルマなんて買わなきゃいいし、作らなきゃいいんだ。環境のことを考えてるならな。工場の電気をすべて消せ。ラインをすべて停止して、敷地に畑でも作って従業員全員に自給自足させりゃいい。エコだ何だといって、何百万台分の鉄と石油と化学薬品を使って地球にごみを生み出してるのはどこのどいつだ。しかもそいつらは数年間にわたって石油を消費し続けるだろう!そうだろ?」

    マール・マルの父マル・マルは、以前トヨタに対する暴言でブランクツーの社長の地位を引責辞任していた。会場の誰もが「こいつもか」とため息をついた。

    「未来のために小食で細々と生きていく?ばかげてる!地球の運命は人類が火を使い始めたころに決まってるのさ…人類が選べる選択肢は二つだけ。いなくなるか、消費するか。俺はもちろん消費するぜ、なぜって死にたくないからな。うそをつくなよみんな。反吐を吐こう。死にたいやつなんていないだろ。」

    そういってマール・マルがその場で発表したブランクツーの新型車が、プリウスをベースに開発したレプリカカー「ディアブロ」である。車高が30cm低く設定されたフルカーボンの攻撃的なフォルムにはもはや「環境への配慮」など微塵も感じることができず、そしてもっとも大きな変化はV型12気筒6000ccのエンジンをコックピット後方に配置したMR化であろう。

    「とてもよく走るよ」

    燃費効率を考慮して小型に作られてると思うもともとのベースに、軽量化、高出力、どのカテゴリーでもレギュレーション違反の大胆なグランドエフェクトににより、ニュルブルクリンクでは最速6分58秒を記録し、会場に流されたそのときの映像を、マール・マルは少年のような目でうっとりと見つめていた。

    マール・マルの後にスピーチをまかされていたジョン・プティパ氏は非常に低いテンションであったため、会場の誰もがそのスピーチの内容「地球に優しい太陽電池の廃棄方法」について理解できなかったという。
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